スポーツをしている子どもが踵に痛みを訴えている写真

シーバー病とは?

シーバー病(正式:踵骨骨端症)とは、踵骨と言われる踵の骨に存在する「骨端核」または「踵骨軟骨」に炎症または骨が剥がれることで発症するケガを言います。

シーバー病が起こる原因について説明している写真

特徴

  • 成長期の子どもに多く、8歳〜12歳の男の子に発症しやすい。
  • 成長痛ではなく、骨端症という子ども特有の疾患。
  • ジャンプやランニングなど動作にて踵への直接の負担により起こりやすく、陸上競技、バレーボール、バスケットボールなどの競技をする子どもに多く発症しやすい。

主な症状

  • 運動時痛(ジャンプ時、ランニング時)
  • 踵の後方・内側・足の裏(測定)の痛み、圧痛
  • 踵骨部の腫れ、熱感

シーバー病が起きる3つの原因

子どもが踵の痛みを訴えている時の写真

原因1:扁平足(回内足)

踵の痛みの原因となる扁平足について説明している写真
踵に痛みが起こる原因について説明をしている写真

踵骨にはアキレス腱と足底筋膜(足底腱膜)という組織が繋がっています。アキレス腱に関してはスポーツによるふくらはぎへの負担がかかることでふくらはぎやアキレス腱が硬くなり、踵骨が引っ張られ(牽引)ることで痛みが起こります。また足底腱膜に関しては足関節の捻れ(回内足)や扁平足により足底腱膜が踵骨を引っ張ることで痛みが起こります。

原因2:競技特有の動作(使いすぎ)

スポーツ競技によって競技特有の動きというのがあり、よく使う動作が競技によって異なります。(例えばサッカーだとボールを蹴る動作、バレーボールやバスケットボールだとジャンプをする動作など。)よく使う部位には通常よりも多くの負荷が加わることでケガのリスクが高くなってしまいます。

原因3:成長期に起こる身体の変化(クラムジー現象)

成長期(特に小学高学〜中学)は骨が著しく成長する時期で身体が大きくサイズ変化します。小さかった体が大きくなることで思うように身体をコントロールすることが一時的にできなくなり、今までできていた当たり前の動きができなくなったり、ぎこちない動きをするようになります。この状態でスポーツを続けることで正しい身体の使い方ができなくなり、間違った身体の動きが身につき、ケガをしやすい身体になってしまいます。

Jr.アスリートのスポーツ障害についてケガが急増する時期を説明している時の写真

スポーツ競技中心がきっかけで「使いすぎ・間違った身体の使い方」などがきっかけで運動機能がアンバランスに発達しケガをしやすい身体になってしまうこともあります。

身体への影響とスポーツ活動や競技復帰へのリスク

シーバー病による踵の怪我で安静のため松葉杖を処方されている写真

アンバランスな状態でスポーツを続けているとケガによる子どもたちの競技活動や成長や発達にさまざまな影響を与えてしまいます。

  • ケガの増加・再発(繰り返すけが、長引く痛み)
  • 競技の中止(練習や試合の参加中止、競技継続の困難)
  • 運動機能障害(可動域制限、柔軟性低下、パフォーマンス低下)
  • 成長・発達障害(姿勢不良、運動機能低下)

身体やスポーツへの影響を防ぐためにも、成長期の段階から間違った身体の使い方を改善していく必要があります。

対策

踵のケガをしないためにストレッチをしている女の子の写真

膝に痛みがある時の対策方法についてお伝えします!

チェック方法

  • 安静時、熱感・腫脹(腫れ)の有無
自宅でできる踵の痛みの原因を調べるための説明をしている写真。
  • 動作チェック(ふくらはぎの柔軟性チェック)
自宅でできる踵の痛みの原因を調べるための説明をしている写真。

ご自宅でも簡易的にできる検査ですので、踵の状態を知るためにも一度チェックしてみましょう!

改善方法

安静

安静時痛、熱感、腫脹(腫れ)がある場合:炎症を起こしている可能性があります。まずは「安静な時間を作ること」と「アイシングを実施し炎症を抑えるための処置」をしましょう!※ この場合は湿布や熱さまシートではなく、氷水または保冷剤などを使ってしっかりと冷やすようにしましょう!

ストレッチ
自宅でできる踵の痛みを改善することができるストレッチ方法について説明をしている写真

動作ができない場合:ふくらはぎを伸ばすストレッチをしながら硬さをとり柔軟性を高めていきましょう。症状の軽減または緩和を目指しましょう。

炎症の可能性がない場合:膝の様子を見ながら痛みが出ない範囲内で練習や運動を実施しましょう!※ 症状が悪化する場合はすぐに練習を中止しましょう!

まずは1週間ほど実施していただき、改善するようでしたらそのまま経過を見てみましょう。もし1週間経っても経過が変わらないもしくはさらに悪化するような状態が見られた場合はすぐにかかりつけの先生(整骨院や整形外科)に相談してみましょう!

※ あまり長く経過を見過ぎると、症状の悪化だけでなく回復までに時間を要することにもつながるので、できるだけ早く相談するようにしましょう!

当院の治療について

「自宅で安静やストレッチをしてみたが改善しない」「病院に行っても痛みの原因がわからずに困っている」「病院で数ヶ月間治療をしているが治らない」などのお悩みに対し、当院で解決できるや治療についてご紹介いたします。

検査(超音波エコー)

当院では超音波観察装置(エコー)を導入しております。エコーは身体の外側からだけでなく身体の内側にある骨・筋肉・靭帯などを観察することができ、より細かいケガの状態た痛みの原因をお調べすることができ、適切な処置・最善の治療方法のご提案でお悩みの症状を改善いたします!レントゲン検査ではわからない痛みの原因を見つけることができるのがエコーの最大の強みです。

踵のケガで来院された患者さんにエコー検査をしている画像
超音波エコーで踵の痛みの原因を説明している写真

検査(フィジカルチェック)

競技別、年代別で1人1人の運動能力や身体機能の検査を行い、お身体の状態を詳しくお調べいたします。主にケガが起きた原因をお調べしたり、運動やスポーツをする上で懸念されるケガを未然に防いだり、繰り返すケガに対しての再発予防などのケガをしない体つくりを目指します。

シーバー病の原因を調べることができる検査方法を説明している写真

施術(物理療法、マッサージ・ストレッチ)

踵の痛みを取るためにスポーツマッサージをしている写真
シーバー病や踵の痛み、ケガを治すことができる医療機器の説明をしている写真

骨折、捻挫による靭帯損傷、打撲等の筋肉の損傷などを短期間(最短で2週間〜)で修復しケガを治すことができる治療機器、辛い痛みを瞬時に取り除くことができる治療機器など短期間で症状を改善させることができる整形外科でも取り扱ってない最新の医療設備を導入しております。最新の医療設備で1日も早いスポーツ競技復帰・日常生活復帰を目指します。

リハビリ(アスレチックリハビリテーション)

踵の痛みやシーバー病のケガを治すためにリハビリトレーニングをしている野球をしている女の子の写真
シーバー病(踵の痛み)のケガを治すためにリハビリトレーニングをしている陸上競技をしている女の子の写真
シーバー病(踵の痛み)のケガを治すためにリハビリトレーニングをしている陸上長距離競技をしている女の子の写真

当院ではケガの予防・再発予防を目的としたアスリートに特化したアスレチックリハビリテーション(通称:アスリハ)を導入しております。ケガ後のリハビリや競技復帰に向けたトレーニングを行うことで、ケガをする前よりも高いコンディショニング(身体機能)を獲得することができ、ケガなくそして長く競技を続けられることが可能となります。「治療をしているが治らない」「痛みがずっと続いている」などのお悩みもお任せください北九州市の整骨院・接骨院でアスリハを導入しているのは当院だけです。

ケガこそお任せください

トレーナー活動で中学硬式野球チームにトレーニング指導に行っている時の写真

おりおスポーツ接骨院では、スポーツ中のケガや運動中の痛み、日常生活で発症する肩・腰・膝などの痛みの症状に対し、治療、運動(リハビリ・トレーニング)を行い、患者様のあらゆるお悩みの解決をサポートしております。またスポーツに特化しており、スポーツでの急なケガの応急処置から改善しないケガや痛みの治療を得意としております!スポーツのケガでお困りの際はいつでもお気軽にご相談・ご連絡ください!

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