膝の痛みで困っている子どもの写真

ジャンパー膝とは?

ジャンパー膝(正式:膝蓋腱炎・大腿四頭筋腱炎)とは、ジャンプやジャンプからの着地、ダッシュやストップ動作などの急激な動きを繰り返すことによって膝蓋腱または大腿四頭筋腱に負担が加わり起こるケガを言います。

ジャンパー膝について説明をしている写真。

特徴

  • 膝蓋骨(お皿)の上または下の部分に痛みを生じる。
  • 子供の場合は膝蓋骨の下の部分(膝蓋腱部)に痛みを訴えることが多い。
  • スポーツをする成長期(13歳前後)の子どもに多く、女の子よりも男の子に多く発症しやすい。
  • 膝蓋腱は血流の乏しいため、痛みが改善するまでに時間を要することがある。
  • ジャンプやランニング動作の多いスポーツ競技に多く発症しやすく、バレーボールやバスケットボールなどの競技をするアスリートによくみられる。
  • レントゲン等では原因を認めることが難しくまた、スポーツでの膝のケガは他にも多いため、ジャンパー膝とわからない場合がある。
スポーツのケガでジャンパー膝以外のケガについて説明している写真。

主な症状

  • 運動時痛(ジャンプ時、ランニング時)
  • 膝の屈曲痛(膝を曲げると痛い)
  • 膝蓋腱の微小損傷、炎症、腫脹(腫れ)、熱感

ジャンパー膝が起きる3つの原因

バレーボール中のジャンプをする際に膝に痛みを訴えているバレーボール選手の写真

原因1:大腿四頭筋の筋力作用と牽引ストレス

ジャンプやストップ動作を行う際に大腿四頭筋がよく使われます。大腿四頭筋を使うことで膝蓋骨を引っ張る作用が働き、大腿四頭筋腱にストレスが加わり続けてしまい炎症が起こります。また大腿四頭筋の引っ張りにより膝蓋骨が引っ張られ、膝蓋腱にストレスが加わることで炎症が起こります。

ジャンパー膝が起こる原因について説明をしている写真

原因2:競技特有の動作(使いすぎ)

スポーツ競技によって競技特有の動きというのがあり、よく使う動作が競技によって異なります。(例えばバレーボールやバスケットボールではジャンプをする動作など。)よく使う部位には通常よりも多くの負荷が加わることでケガのリスクが高くなってしまいます。

原因3:成長期に起こる身体の変化(クラムジー現象)

成長期(特に小学高学〜中学)は骨が著しく成長する時期で身体が大きくサイズ変化します。小さかった体が大きくなることで思うように身体をコントロールすることが一時的にできなくなり、今までできていた当たり前の動きができなくなったり、ぎこちない動きをするようになります。この状態でスポーツを続けることで正しい身体の使い方ができなくなり、間違った身体の動きが身につき、ケガをしやすい身体になってしまいます。

Jr.アスリートのスポーツ障害についてケガが急増する時期を説明している時の写真

スポーツ競技中心がきっかけで「使いすぎ・間違った身体の使い方」などがきっかけで運動機能がアンバランスに発達しケガをしやすい身体になってしまうこともあります。

身体への影響とスポーツ活動や競技復帰へのリスク

ジャンパー膝による膝の怪我で安静のため松葉杖を処方されている写真

アンバランスな状態でスポーツを続けているとケガによる子どもたちの競技活動や成長や発達にさまざまな影響を与えてしまいます。

  • ケガの増加・再発(繰り返すけが、長引く痛み)
  • 競技の中止(練習や試合の参加中止、競技継続の困難)
  • 運動機能障害(可動域制限、柔軟性低下、パフォーマンス低下)
  • 成長・発達障害(姿勢不良、運動機能低下)

身体やスポーツへの影響を防ぐためにも、成長期の段階から間違った身体の使い方を改善していく必要があります。

対策

膝のケガをしないためにストレッチをしている女の子の写真

膝に痛みがある時の対策方法についてお伝えします!

チェック方法

安静時、熱感・腫脹(腫れ)の有無
自宅でできる膝の痛みの原因を調べるための説明をしている写真。

柔軟性チェック(大腿四頭筋)
ジャンパー膝の原因を調べる方法について説明をしている写真

ご自宅でも簡易的にできる検査ですので、踵の状態を知るためにも一度チェックしてみましょう!

改善方法

安静(熱感・腫れが見られる場合)

安静時痛、熱感、腫脹(腫れ)がある場合は膝蓋腱または大腿四頭筋腱に炎症を起こしている可能性があります。炎症を抑えるためにまずは「安静な時間を作ること」と「アイシングを実施し炎症を抑えるための処置」をしましょう!※ この場合は湿布や熱さまシートではなく、氷水または保冷剤などを使ってしっかりと冷やすようにしましょう!

ストレッチ
ジャンパー膝の痛みを軽減・緩和させるためのストレッチ方法を説明している写真

大腿四頭筋の筋肉を伸ばすストレッチをしながら硬さをとり柔軟性を高めていきましょう。症状の軽減または緩和を目指しましょう。

テーピング

「痛みを少しでも軽くしたい」「テーピング方法を知りたい」などでお困りの際はテーピング方法についての動画を掲載しておりますので参考にされてみてください。

テーピング動画はこちら
https://www.medicalview.co.jp/movies/16910/011-09.html

炎症の可能性がない場合

膝の様子を見ながら痛みが出ない範囲内で練習や運動を実施しましょう!※ 症状が悪化する場合はすぐに練習を中止しましょう!

まずは1週間ほど実施していただき、改善するようでしたらそのまま経過を見てみましょう。もし1週間経っても経過が変わらないもしくはさらに悪化するような状態が見られた場合はすぐにかかりつけの先生(整骨院や整形外科)に相談してみましょう!

※ あまり長く経過を見過ぎると、症状の悪化だけでなく回復までに時間を要することにもつながるので、できるだけ早く相談するようにしましょう!

けがや痛みのお悩みは当院にお任せ!!

当院では皆様のけがや痛みのお悩みに対し、以下の流れでお悩みを解決しております!

①検査(痛みや原因の見える化)

超音波エコー検査

当院では超音波観察装置(エコー)を導入しております。エコーは身体の外側からだけでなく身体の内側にある骨・筋肉・靭帯などを観察することができ、より細かいケガの状態た痛みの原因をお調べすることができ、適切な処置・最善の治療方法のご提案でお悩みの症状を改善いたします!レントゲン検査ではわからない痛みの原因を見つけることができるのがエコーの最大の強みです。

野球肘のケガ・痛みで来院された患者さんにエコー検査をしている画像

超音波エコー検査によるジャンパー膝と正常の違い

超音波エコーで膝の痛みの原因について画像の説明をしている写真

ジャンパー膝になると膝蓋腱が正常な腱と比べ腫れているのがわかる。

検査(フィジカルチェック)

競技別、年代別で1人1人の運動能力や身体機能の検査を行い、お身体の状態を詳しくお調べいたします。主にケガが起きた原因をお調べしたり、運動やスポーツをする上で懸念されるケガを未然に防いだり、繰り返すケガに対しての再発予防などのケガをしない体つくりを目指します。

ジャンパー膝の原因を調べることができる検査方法を説明している写真

②施術(ケガの早期回復、痛みの軽減・緩和)

物理療法

骨折、捻挫による靭帯損傷、打撲等の筋肉の損傷などを短期間(最短で2週間〜)で修復しケガを治すことができる治療機器、辛い痛みを瞬時に取り除くことができる治療機器など短期間で症状を改善させることができる整形外科でも取り扱ってない最新の医療設備を導入しております。最新の医療設備で1日も早いスポーツ競技復帰・日常生活復帰を目指します。

野球肘によるけがや痛みを改善するための物理療法について説明をしている写真

徒手療法

関節の硬さや筋肉の柔軟性低下などの運動機能の問題による痛みなどの症状に対し、ストレッチや手技治療などの施術を行い、痛みの軽減や症状の緩和を行います。

野球肘のケガや痛みを取るためにスポーツマッサージをしている写真

※ 当院で行なっている施術はマッサージではありませんので、慰安を目的としたマッサージをご希望の方はお断りさせていただいております。

③アスリハ(ケガの予防・運動機能向上のための体つくり)

当院ではケガからの競技復帰を目的としたアスリートに特化したアスレチックリハビリテーション(通称:アスリハ)を導入しております。ケガ後のリハビリや競技復帰に向けたトレーニングを行うことで、ケガをする前よりも高いコンディショニング(身体機能)を獲得することができ、ケガなくそして長く競技を続けられることが可能となります。「治療をしているが治らない」「痛みがずっと続いている」などのお悩みもお任せください北九州市の整骨院・接骨院でアスリハを導入しているのは当院だけです。

野球肘のケガ・痛みを治すためにリハビリトレーニングをしている女の子の写真
野球肘のケガ・痛みを治すためにリハビリトレーニングをしているジュニアアスリート(女の子)の写真
野球肘のケガ・痛みを治すためにリハビリトレーニングをしているジュニアアスリート(女の子)の写真

ケガこそお任せください!!

おりおスポーツ接骨院では、スポーツ中のケガや運動中の痛み、日常生活で発症する肩・腰・膝などの痛みの症状に対し、治療、運動(リハビリ・トレーニング)を行い、患者様のあらゆるお悩みの解決をサポートしております。またスポーツに特化しており、スポーツでの急なケガの応急処置から改善しないケガや痛みの治療を得意としております!スポーツのケガでお困りの際はいつでもお気軽にご相談・ご連絡ください!

トレーナー活動で中学硬式野球チームにトレーニング指導に行っている時の写真

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