スポーツ競技や日常の運動中に起こるケガ。そのケガの中でも遭遇することが多いのが捻挫。
スポーツに関わる人であれば1度は捻挫を経験、または見たことはあるのではないでしょうか?今回は捻挫の中でもスポーツ中に多いとされる足関節捻挫についてお話をしていきます。
目次
そもそも捻挫ってなに?
捻挫とは関節に強い力が加わった際に、関節可動域の範囲を超えてしまった時に起こるケガのことで、捻挫が起こることで靭帯や腱、筋肉、骨(軟骨)などの関節周囲に存在する組織が損傷(ケガ)してしまいます。
足関節捻挫の特徴(小児の骨折、頻度)
スポーツにおいて捻挫の中でも足関節の捻挫は特に多く起こり、全体の約15%が足関節での捻挫と言われています。そんな多く発症する足関節の捻挫において絶対に知っておきたい特徴が2つあります。
- 10歳以下の子どもの足関節捻挫のほとんどは骨折をしている可能性がある(剥離骨折、骨端線損傷)
- 再発リスクがとても高い(CAI)
足関節の周囲には多くの靭帯が存在します。(右図参照)酷い捻挫をした際には複数の靭帯を同時に損傷することもあり、重症な場合は完治までに時間を要する(約3〜4ヶ月)ため、最後まで治療を受けずに終える方もいます。しかし中途半端なまま治療を終えてしまうと、完治していない靭帯が関節を支えることができずグラグラな状態になってしまい、慢性足関節不安定症(CAI)という後遺症を残してしまう場合があります。
10歳以下の子どもの身体というのは成長をしている段階で成人と違い骨がしっかりとできておらず柔らかい構造になっています。この時期は骨よりも靭帯のほうが硬いため、捻挫をした時には靭帯よりも先に骨をケガしてしまうことが多く、骨折や骨端線などの骨のケガを起こす可能性が高くなってしまいます。
足関節捻挫による痛みの原因
足関節を捻挫した時の痛みの主な原因として以下が挙げられます。
- 靭帯損傷
- 骨折(小児の場合は腓骨遠位部剥離骨折)
- 骨端線損傷(小児特有の疾患で骨が成長する部位)
足関節捻挫でもイラストのようにさまざまなケガが起こる可能性が考えられます。成人の場合は全ての原因が考えられますが、子どもの場合は骨折や骨端線損傷の可能性が高いため、どこのケガをしているのかを知ることが重要です。
身体への影響とスポーツや運動へのリスク
- ケガの増加・再発
- 競技の中止(練習や試合の参加中止、競技継続の困難)
- 運動機能障害(練習しているのに上達しない、パフォーマンス低下)
- モチベーション低下(楽しくない、辞めたい)※ 向上心(目標・やる気)低下
足関節の捻挫の治療をせずに、そのまま競技を続けてしまうと関節が不安定(グラグラな状態)になってしまう「慢性足関節不安定症(CAI)」という後遺症を残してしまい、競技だけでなく日常生活への影響を与えるため、必ず改善しておく必要があります。
足関節捻挫を改善したいならエコー検査ができる医療機関がおすすめ
まずは痛みがどれだけ軽度であっても自己判断せず、医療機関で診てもらうことをお勧めします!
医療機関を選ぶ際の失敗しないポイントを1つお伝えいたします!
それは…
「超音波エコー検査機器の設備がある医療機関で診てもらうこと」
なぜかというと、超音波エコーであれば靭帯から骨まで考えられる原因を調べることができるからです!
レントゲンでは靭帯の損傷程度や子どもにおいては骨が柔らかくレントゲンでは写りにくいなどの問題があり、ケガの状態を調べることが困難であり、ケガの判断ができないこともあります。
以上のことから足関節捻挫においては超音波エコーが有効であるとされているため、超音波エコー検査機器を取り扱っている医療機関をお勧めします!
当院の足関節捻挫の治療について
当院では超音波エコー検査機器を導入しており、治療前にケガの状態や痛みの原因をまずはしっかりとお調べいたします。
エコー検査にて損傷の箇所やケガの状態に応じて適切な処置(治療・リハビリ・再発予防など)をご提案しております。
また試合を控えている場合や早期復帰をご希望の方についてはケガを最短で改善するための早期改善プランなどもご案内しております。
早期改善やスポーツ競技への早期復帰をご希望の方は当院までご連絡・ご相談ください!
通常4,400円のところ
2,000円(税込)